遺体搬送とは霊柩車などを利用して指定された場所から指定された場所まで命を全うした方を搬送する事を呼び、大きく分けて2つの形式に分けられます。
医療機関から自宅もしくは葬儀社における安置をする場所に対し搬送をする事例と、安置をする場所から葬儀を行う会場まで搬送する事例であり、どちらにおいても霊柩車などの自動車を利用する事例が多いものの、遠く離れた場所で亡くなって長距離にわたって搬送する必要があったり、離島などで亡くなった事例では飛行機または船が利用される事もあります。
そのように飛行機または船にて搬送をする時には貨物として扱われ、自動車においても霊柩車にて遺体搬送をする時には国から許可を得て、緑ナンバーを取り付ける必要があります。
法律上は自家用車を用いて故人の遺体搬送を行っても問題は無いものの、故人の身体の状態などを含めて視野を広く考えた場合できるだけ専門家に依頼した方が安心です。
また、遺体搬送とは搬送に際して移動する距離によっても要する料金が異なり300kmは11万円から13万円であるのに対し、500kmは15万円から17万円です。
さらに、700kmの事例では28万円から32万円とより一層大きな値になるのですが、10kmといった近距離の事例では1万2千円から1万8千円です。
故人が亡くなったのが遠方の医療機関である場合には、遠く離れている医療機関にて治療をしてくれていた医師が確認を行い、看護師によるその後の処置が行われます。
亡くなった理由などが記されている診断書が医療機関から届いた時には名前と生年月日などをきっちりと隅々まで確認し、記されている内容が正しい事が確認できたら葬儀社に対して搬送に関する依頼をしましょう。
遺体搬送とは医療機関から指定された場所に搬送する事であるが故に、葬儀社から病院の名称を聞かれた時には略称などを用いるのではなく、しっかりと正式名称で伝える事によって共通認識が持てるようになります。