家族に加えて特に親しかった親族などと進められる葬儀が家族葬で、一部の方々だけで行われる様式なので多くても30名といった小規模です。
核家族化が増加傾向にあったり、地域の人々との付き合い方が変化している様子から2000年に入ってから増えてきていますが、一般葬とは異なるので弔電についても家族葬を考慮する必要があります。
弔電は、訃報が伝えられた側が自宅に弔問できなかったり葬儀に行けない時にお悔やみの気持ちを伝えるべく送るもので、個人的に送る事例の他に企業として送る事例も存在します。
葬儀を行う遺族となり家族葬を選定した時に弔電を断りたいのなら予め案内をする必要があり、案内をする際には弔電と共に香典とお花も断りたい気持ちが伝わるように文章を記していきましょう。
また、予め断りたい気持ちを案内していても送られてくる事は珍しくないですが、送られてきた際には気持ちとは異なっていても受取拒否はせずに有り難い気持ちを持って受け取るのがマナーです。
さらに、気持ちと異なっていたとしても弔電が送られてきたのなら通常時と同じように、感謝している様子が伝えられるように手紙を作って送付します。
そのため、送る側としては相手に寄り添う気持ちを強く持っていたり感謝していたとしても、相手方が辞退しているのなら考えを尊重して送らない事が大事です。
そして、特に弔電を辞退する案内などがされていないのなら送っても構わないですし、内容は家族葬であっても一般葬の時と同じ様子で構いません。
直接的に訃報を受けていなくて弔電に関係する相手方の意向もわからない時には、葬儀が行われる会場もしくは葬儀社に連絡を行い確認を取ってから判断をすると安心です。
弔電を送る時には大切な身内を失った遺族の気持ちを十分に配慮した言葉選びや言い回しをする事も大切ですし、送る時の宛名には喪主となっている方の名を記します。
喪主の名前がわからない時も相手の意向を調べる時と同様に、家族葬の会場もしくは葬儀社に質問すると教えてもらえますし送り先は葬儀の会場にしましょう。