近年「家族葬」という葬儀の形式が増えています。
家族葬に定義はありませんが、親族と故人の親しい友人だけということが多いので、
亡くなった人とゆっくりお別れが出来るというメリットがあります。
また、会社関係の人を呼ばなくて済むことや、葬儀の準備にかかる時間を軽減できることも親族の負担が減るといえるでしょう。
家族葬の流れとは?
家族葬とはいえ、大まかな流れは一般葬と変わりません。
最初に葬儀社と打ち合わせをしてどんな形式の家族葬にするかということの相談をします。
ここでは、葬儀に呼ぶ人を決めることが重要になるでしょう。
以下で家族葬の流れを紹介します。
・「通夜」
通夜の時間は一般葬と変わらず2時間程度になります。
親族や親しい知人などが集合し、僧侶による読経が行われ、その後焼香になります。
閉式後、通夜振る舞いを行う場合もあり、そのまま解散ということもあります。
・「告別式」
告別式は約3時間で、読経→焼香の形がとられ、出棺準備とお別れの儀式を行います。
家族葬でも喪主は挨拶を行うのが一般的です。
・「火葬」
その後、火葬場へ出発し骨壺へ納骨します。
一般葬とほとんど変わらないといえますが、1番の違いは参列者が少ないので、焼香の時間が短くスムースに行え、通夜振る舞いでもゆっくりと気兼ねなく故人のことなどを話すことが出来ます。
また、家族葬は自由に行うことが出来るので、上記の流れとは限らず「通夜だけ」「告別式だけ」という形式もあり、「通夜や告別式を行わずに直接火葬」という形式もあります。
家族葬に費用の相場
家族葬にかかる費用としては、以下のようになります。
・葬儀にかかる費用(祭壇、式場利用、棺、仏花、返礼品など)
・僧侶を呼ぶ場合の費用(読経料、お布施など)
家族葬にかかる費用の相場として、80万円から100万円程とされていますが、核家族化の傾向や物価の値段にも違いがあるため、地域によっても差がでるのが特徴です。
また、家族葬は自由な形式でいいので、一般葬で行う通夜後や告別式後の会食を行わなくても良いとされています。
会食を行わなければ、その分の費用を軽減できるでしょう。