僧侶に読経や戒名をして頂いた際に謝礼という形で金品をお渡しする事をお布施と呼び、他にも本尊に対しお供えをする場合にもお布施となります。
こうした様子から、お布施とは?と考えた際に読経や戒名における対価という意味合いとして捉えられる事例が少なくないものの、読経料または戒名料を用いる事はありません。
お布施をお渡しする時には半紙に包んだり白封筒の中に入れるのですが水引を掛ける必要はないですし、御布施と記す表面に御布施という言葉を記していなくても無問題です。
さらに、お布施は相手方に不幸があったのではないため不祝儀袋は使用せず、お渡しする時には直接的に手渡しをするのではなくお盆に乗せると良いです。
読経料や戒名料は用いない様子からもわかるように、お布施とはお気持ちをお渡しするというものなので、お渡しすべき金額について決まりは存在しませんが、それぞれのお寺によって独自の考え方を有している事もあるため、わからない時には直接お尋ねしましょう。
もちろん、お坊さんに対して金額についてお尋ねする事は失礼ではないものの、聞き方としてはダイレクトに質問するのではなくお坊さんが答えやすいように質問します。
また、直接的には質問しにくいと感じるのなら親戚や葬儀社にお尋ねすると各地域の事情を思慮して教えて頂けます。