葬儀の知識 直葬のマナー

ホールや会館などを借りて通夜と告別式を行うという、一般的なスタイルの葬儀を執り行うためには、どんなに安くても数十万円の費用がかかります。

このため、急に人が亡くなった時やそもそもお金の蓄えがあまりない時など、あまり葬儀のための費用を用意できない場合は、納棺の儀式のあとすぐに火葬を行う「直葬」と呼ばれる形式が選択されることがあります。

その直葬を選択するときに注意しなければならないのは、「直葬にも守らなければならないマナーがある」ということです。

直葬のマナーにおいて、まず気をつけたいのは服装です。参列する際には一般的なスタイルの葬儀と同じく、喪服もしくはそれに準じた服で臨みましょう。たとえ通夜や告別式といった儀式を省略したとしても、故人や参列者に対して礼を尽くさなければならないことは変わりません。黒もしくはそれに近いスーツやネクタイ、ドレスなどを用意し、失礼のないようにしましょう。

また、直葬であっても参列者の中には香典を用意してくる人がいます。もし、火葬をする前後に香典を受け取ったら、その人に対しては後日きちんと返礼品を渡しましょう。

執り行う側のマナーにおいて注意が必要なのは、亡くなった人の遺体の安置についてです。

日本では墓地、埋葬等に関する法律(墓地埋葬法)の規定により、亡くなってから24時間が経過するまでの間は火葬を行うことができません。
そのため、遺体を安置する場所を必ず確保する必要があります。

遺体の安置場所は、葬儀社所有の施設の霊安室か故人の自宅が選ばれるのが一般的です。

霊安室で預かってもらう場合は、設備が揃っているので特に注意すべき点はありませんが、自宅に安置する場合はきれいな布団やドライアイス、枕飾りなどの準備が必要です。

もし、必要なものが揃えられそうに無いのであれば、早めに葬儀社に伝えて対応してもらう必要があるでしょう。

また、施設によっては霊安室での遺族の付き添いが認められない場合があるので、納棺までの付き添いを希望しているのであれば必ず葬儀社に相談しましょう。

 

蓮美典礼の直葬儀プランはこちら

直葬(火葬式)プラン


関連記事

  1. 直葬

    直葬 メリット デメリット

  2. 直葬と一般葬の違い

    直葬と一般葬の違い

  3. 直葬とはどんな葬儀?

  4. 直葬 メリット デメリット

  5. 直j層

    直葬にかかる費用相場

  6. 葬儀費用

    直葬にかかる費用相場