ご家族が危篤になった時にすることは?

やるべきことをリストアップして迅速に対応する

家族が危篤の場合、多くの人は動揺します。
ショックを受けて動揺したままだと前に進めなくなります。
緊急事態を乗り切るためには、やるべきことをリストアップして迅速に対応する心構えが必要です。

家族が危篤になったときは、回復の可能性についても確認しておきます。
危篤といっても状況は人によって様々です。

危篤状態から回復するケースもあるので、状況を正確に把握することが大切です。
医師から決断を迫られることもあるので、常に冷静な判断ができるように心を整えておきます。

家族が危篤状態の場合、まず行うことが近親者への連絡です。

最後の別れになることもあるため、近親者には詳しい状況を伝えておきます。
親しい人については、事前に連絡方法を確認しておくと直前になって慌てずに済みます。

危篤を知らせる範囲は

危篤を知らせる範囲は、一般的に3親等までの親族です。
血族だけでなく結婚により親族になった人も含めます。
親族が多い場合は連絡が大変ですが、連絡をせずに後でトラブルになることもあるので家族で分担して伝えます。

親友など長い付き合いがある人にも知らせておきます。
高齢者や病気療養中の人、妊婦への連絡は慎重に行います。
精神的なショックで心身に負担がかからないように配慮し、相手の状態を考えて連絡をするか判断します。

連絡は電話で行うのが基本です。

メールやSNSで知らせた場合、相手がすぐに読まない可能性もあります。
電話であれば確実に用件を伝えることができます。
職場にも早い段階で連絡を入れておきます。
医者の意見を聞いて家族の状況を正確に把握しておけば、職場に連絡するときにスムーズに説明ができます。
万が一のことも考え、可能であれば菩提寺など関係のある寺院にも連絡をしておきます。
家族がキリスト教徒の場合は、司祭や牧師に伝えて臨終に立ち会ってもらう手配も必要になります。

キリスト教では意識があるうちに司祭や牧師が立ち会って神に祈ることが重要なので、家族が希望していた場合は早めに関係者に伝えておきます。


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