故人の枕元に飾る祭壇:枕飾りとは

故人の枕元に飾る祭壇のことを枕飾りといいます。

仮祭壇と呼ばれることもあるのですが、枕飾りとは何を意味するのか、あまり良く分からない人も多いのではないでしょうか。

祭壇の設置と大きさ

無宗教のお葬式や直葬、通夜やお葬式、告別式などをせずに火葬のみを行う火葬式などを除くと、葬儀の際には大半の場合祭壇が設けられることになります。

これは、仏式や神式などに関係なく同じです。祭壇は、お通夜の前に設置されるもので、お通夜を執り行うホール内に葬儀社のスタッフさんが設置して花を飾ってくれます。

祭壇の大きさは、喪主側家族などの希望により決まるわけですが、多くの弔問客が見込まれるようなお葬式では大き目の祭壇、小規模のお葬式では小さな祭壇を作るのが一般的です。

枕飾りの特徴と意味

これに対して、枕飾りとは一般的な祭壇とは違って故人の枕元に飾られるもの、本祭壇の大きさと比べると小さいサイズになっているのが特徴です。

なお、枕飾りとはどのような意味があるのか、これも知識として得ておくことをおすすめします。枕飾りを行い僧侶にお経を読んで貰う、これにより故人が生前持っていた様々な欲というものが浄化されて供養になるわけです。

亡くなったときの枕飾りの飾り方

ちなみに、亡くなったときには直ぐに棺に納めるわけでなく、一度蒲団に寝かせられる形になりこのとき枕飾りが飾られるのが一般的です。

まとめ

枕飾りは、故人の枕元に飾る小さな祭壇で、仮祭壇とも呼ばれます。葬儀の際には、仏式や神式に関わらず、通常の祭壇が設置されますが、枕飾りはその一部として故人の枕元に特別に飾られます。枕飾りには、僧侶にお経を読んでもらい、故人の生前の欲が浄化されて供養されるという意味があります。亡くなった際には、まず蒲団に寝かせられ、そのときに枕飾りが飾られるのが一般的です。


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