六字名号(ろくじみょうごう)とは

六字名号とは

六字名号は仏教における南無阿弥陀仏のことで、誰もが知っている有名な6文字を意味します。南無阿弥陀仏の南無とは帰依することを意味する2文字で、南無阿弥陀仏は阿弥陀仏への帰依という意味になります。

六字名号の使用

浄土宗や浄土真宗では、この南無阿弥陀仏と書かれた六字名号の掛け軸を掛けるケースもあります。六字名号の他にも、南無不可思議光如来の九字名号、帰命尽十方無礙光如来の十字名号などが存在します。

六字名号の意味

観無量寿経などに説かれるもので、六字名号を唱えると浄土往生に目的が達成できるとされています。真宗においては六字名号を本尊としており、そこから死を意味するものとして用いられてきました。

名号の概念

このように、六字名号は特別な文字を意味する言葉で、南無阿弥陀仏を指す特に代表的な名号だと分かります。ちなみに名号は仏や菩薩の称号のことで、名をもって叫ぶことを意味しています。

六字名号の普及

改めて六字名号は特別だといえますし、仏教に詳しくない一般にも知られていますから、それだけ有名で定着している仏教用語となるでしょう。浄土宗や浄土真宗を除くとこの言葉の理解が薄かったり、あまり馴染みがないと感じる人もいるでしょうが、南無阿弥陀仏のことだと分かれば理解が深まるはずです。

まとめ

六字名号は、南無阿弥陀仏を意味する仏教用語で、阿弥陀仏への帰依を示します。浄土宗や浄土真宗では、六字名号の掛け軸を掛けることが一般的です。六字名号を唱えることで、浄土往生が達成されるとされています。名号は仏や菩薩の称号を指し、六字名号は特別な文字であるとされています。仏教に詳しくない一般の人々にも知られており、浄土宗や浄土真宗以外の宗派でも、南無阿弥陀仏という言葉を理解すれば六字名号の意味が分かるでしょう。


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