上座下座(かみざしもざ)とは

ビジネスシーンにおいて目上の方やお客様が座る席として上座が存在するのと同様に、葬儀においても上座下座が存在しています。

葬儀が行われる式場は席が左右に分かれているのが特徴的ですが、葬儀の事例では左右により上座下座が決められており、祭壇を前にした時に右側が親族の席である上座となり、親族以外の方々は左側の下座に着席します。

さらに、葬儀における上座下座では故人との関係性によっても着席する場所が変化し、祭壇から近い場所であるほどに生前に関係性が密接であった方が座ります。
そのため、上座下座における上座では遺族の後ろに近親者が着席する形になり、左側の下座は世話役の後ろに友人知人や仕事場の関係者などが着席します。

加えて、上座における親族が座る場所においては配偶者が喪主になっている事例では次に着席するのが子供達になりますが、各々により家族構成には差異があるので、それぞれの環境に応じて臨機応変に対応するのが大切です。

そして、葬儀における焼香は喪主から開始され、喪主の後は上座の関係性が密接であった方々の順番に進んでいきます。

そのような順番で焼香が行われる特性上、先に行いたい方が居る事例では前もって確認し前の方に用意された席に座ってもらいましょう。


関連記事

  1. 施餓鬼(せがき)

  2. 葬儀用語 : 舎利(しゃり)とは

  3. 葬儀用語: 夜伽とは?

  4. 精霊棚(盆棚)とは?

  5. 葬儀用語 院殿号

  6. 樒

    葬儀で使われる 樒(しきみ)とは