直葬とは通夜や葬儀といったセレモニーを行うことなく火葬だけを行う葬儀スタイルです。一般的な葬儀では通夜を行った翌日に葬儀と告別式、火葬を行う流れとなり、最近では通夜や告別式を親族のみで行う家族葬、友人や知人、仕事の関係者や地域の方といった人たちに参列してもらう一般葬があります。これらの葬儀は参列者の規模の違いがあれど、導師による宗教儀式によって故人を弔い、参列者同士による会食で故人を偲ぶという点で共通しています。
最近では通夜を省略した一日葬も選択されていますが、一般的に2日間の日程で執り行われるのに対し、直葬は火葬のみなので数時間で終える特徴を持ちます。そしてこの葬儀方法は極親しい家族と親族のみ集まることが一般的であり、参列者の人数は数名程度となります。
近年日本では少子高齢化や核家族化、宗教離れといった現代社会の実情があり、こういった様々な実情に合理的な葬儀方法として直葬を選択する人は少なくありません。現在行われている葬儀の割合の中でも、直葬は全体の15~20%といわれており年々増えてきていますが、まだまだ少数派であります。
実際に直葬の知識を持っていない人も多く、少人数で行われる葬儀のため参列する機会もほとんどなくどのような形で行われているか詳細を知りたいという方も増えてきています。
ではこの葬儀方法を選ぶ上で得られるメリットの一つに、一般的な葬儀と比較しても費用を抑えることができる特徴を持っています。葬儀費用の全国平均はおよそ195万円とされ、このうち寺院へのお布施は平均47万円、飲食接待費用が30万円、通夜や葬儀にかかる基本料金は平均121万円となります。
しかし直葬になると多くの面で費用が抑えられ、僧侶による読経や戒名を依頼しない場合は寺院関係の費用は不要となり、会食も行われないことが多いので飲食接待費用も発生しません。必要となるのは遺体の搬送費や安置にかかる費用、棺の料金と火葬費用のみとなるので一般的な葬儀と比較して経済的といわれています。
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