直葬の流れで最初に行われるのは、臨終された際に葬儀会社に対し連絡を行い故人を迎えに来てもらう事ですが、自宅にて亡くなられた時には葬儀会社に迎えに来てもらうものの、病院にて命を全うした場合には医師にその場にて死亡診断書を作ってもらいます。
死亡診断書などの手続きを行っている時、医療機関から葬儀を行う際の葬儀会社に関する案内が行われる事例がありますが、既に依頼する葬儀会社が決まっているのなら断りましょう。
法律によって亡くなられてから24時間が経過しないうちに火葬する事が許されていないため、寝台車を利用して故人が安置可能な場所まで移動させますが、自宅にて安置をする事ができるのなら自宅が選ばれます。
安置するスペースが確保できない事例などは葬儀会社が設けている安置施設に移動が行われ、移動後には葬儀を担当する方や火葬場の担当者、お坊さんなどとの間で打ち合わせが行われます。
故人に仏衣を召して棺の中に納めるますが、棺の中には一緒にお花や思い出の品なども詰めつつお別れをします。
火葬の段階ではお坊さんに火葬炉の前にてお経を読んでもらい、火葬が終了するまで1時間用意された控室にて参列者達と待機します。
1時間が経過して火葬が終了した後は骨壷に対して遺骨を納める骨上げが行われ、骨上げでは2人1組になりつつ遺骨を2人で同時に扱い骨壷の中に納めていきます。
骨上げを行う順番は喪主が最初でありその後血縁関係が深かった順番に進めていく様子や、足の方から拾っていき最終的には喉仏を拾うという順番も意識しましょう。
このような直葬の流れは、直葬であるが故に生前に取り分けて親しかった方々と共に行われるので、通常の葬儀に比較すると服装などについては自由度が高く、参列者達の間で共通認識が持てているのなら比較的楽な服装でも構いません。
そのように自由度が高いものの、洋服の色は落ち着いた色選びをする事が大切なので黒色のスーツや黒色のワンピースを基本として考えていきましょう。