最近は、一般的な葬儀よりも心身の負担が軽減できる一日葬が人気を集めています。
一日葬では家族が担当医から死亡診断書を受け取り、葬儀会社が遺体の運搬を行います。
運ばれた遺体は安置され、棺に入れて告別式を迎えます。
告別式が終了すると、霊柩車で遺体を火葬場へ運びます。
一日葬に参列する場合も、一般の葬儀と同じようにマナーがあります。
平服での参列が可能でも、礼服を着用するのがマナーです。
男性の場合は、黒のスーツで参列するのが基本になります。
濃いグレーや濃紺のスーツでも可能ですが、できるだけ黒のスーツで参列します。
ワイシャツは必ず白色のワイシャツを着て、ネクタイは黒色です。
靴や靴下も、できるだけ黒色で統一するのがマナーです。
女性の場合は黒のワンピースかスーツが基本で、黒がなければ濃紺かグレーのスーツかワンピースを選択します。
靴とバッグも黒で統一するのが基本ですが、ストッキングは黒がなければ定番の肌色で大丈夫です。
一日葬の会場に到着したら、まず芳名帳に記帳します。
芳名帳には記入する項目が設定されているので丁寧に記入し、代理の場合は名前の隣に代理の文字を添えます。
香典を渡した後でも、芳名帳には全員が記入します。
香典は受付の担当者に渡しますが、袱紗に包んで持参するのがマナーです。
香典の目安は参列者の立場によって異なり、一般的に故人との関係が深い人ほど香典の金額が高くなります。
金額によって香典袋の種類が違うので、失礼にならない香典袋を用意します。
宗派によって表書きが異なるので、マナー違反にならないように参列前に確認しておきます。
読経や弔電の紹介が終わったら、1人ずつ焼香を行います。
焼香も宗派によって方法が異なるので、事前に確認しておきます。
どの宗派であっても焼香の前後には遺族に一礼し、故人に対しては合掌をします。
遺影と祭壇に向かって合掌し一礼したら、2歩から3歩下がり遺族に一礼します。
遺族に一礼した後に、静かに自分の席に戻ります。