葬儀用語:先負(せんぶ)の意味とは?

先負の意味とは六曜のひとつです。六曜とは、その日に行って良いことを行わないほうが良いことを示しています。先負は平穏を守ることが良しとされている一方で、公示や急用を忌む必要があります。

例えば、急用が発生してその対応に追われることは良くないことだとしているのです。身内が急に亡くなった場合や、誰かが結婚を発表したとき、子供が生まれたときなどはすぐに行動を起こさないほうが良いでしょう。

逆に先負と逆の意味を持っている先勝の場合は、すぐに行動を起こすことが良しとされています。何事も先んじてはいけないとされており、急にアクシデントに遭遇したからと言って、行動を起こしていると失敗したり更に不幸な出来事が続く場合もあるのです。先負の場合は吉の時間が午後からになっています。

一方で凶とされている時間は午前中です。つまり、祝い事を行いたい場合や縁起を担ぎたいものは、午後から行うようにしましょう。結婚式の日を先負にすると割引されることがよくあります。

その場合はなるべく午後から始めるようにすることが重要です。午後から結婚式を始めることで縁起を担ぐことが出来ます。先負にお葬式をしても問題がない場合が多いです。

六曜は仏教とは関係がなく、葬式をする際に問題があるのは友引です。友引きの場合はお通夜であれば問題はないとされていますが、お葬式や告別式は避けたほうが良いでしょう。基本的にお祝い事は午後から行うように心がけ、午前中に行動を行うことは避けたほうが無難です。

宝くじや競馬など賭け事を行う際にも午後から行うことが良いです。契約事や訴訟なども午前から行うことは縁起が悪いとされています。先負の意味とは、なるべく急に行動をしようとするのではなく、じっくりよく考えて行動を行うことで確実に成功させたり、縁起を担ぐためのものです。

葬式や告別式などには関係が無い場合が多く、結婚式においては割引されることもあるので有効に利用しましょう。


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