通夜や葬儀の準備をしていると、会葬礼状とは?という壁にぶつかってしまうことがあります。これは簡単に言えば通夜や葬儀の会葬者に出すお礼状のことで、その当日に直接渡すのがセオリーとされています。
喪主となっている人が参列へのお礼を述べ、1人1人に手渡しできるとマナー的にも最も理想的です。
また会葬礼状は、多くの場合で清めの塩とセットで渡します。香典返しのお礼とは別ですから、参列さえしてもらっていれば全員に出さなければいけません。
香典がなかったから不要というのは間違っているため、十分に配慮しておく方がいいでしょう。
一方で何かの事情があり、通夜や葬儀に参列できない人もいます。そうした場合には弔電を受けることがあるでしょうが、そういった人たちにも電話でお礼を述べるのではなくお礼状を書くべきです。とはいえ実際に足を運んでくれた会葬者に向けた文面とは、少し違った形にした方が賢明です。
ちなみに会葬礼状は、手書きで自分の字で書くのがマナーです。近年では簡略化されたりパソコンで制作する人も増えていますが、それはどうしても時間がないときなどに限定しましょう。
数が足りなくならないよう、見込みより多めの数を用意しておくのも重要なポイントです。