納骨とは、亡くなった人を火葬してそれをお墓におさめることを指します。日本では、墓地以外の土地に埋葬してはいけないという決まりがあるものの期限などは特に決められていませんので、好きなタイミングで行うことが可能です。しかし、一般的には四十九日の法要の時に行われたり、一周忌のタイミングで納骨されるのが一般的となっています。
時期に関しては、既にお墓があるのであれば四十九日の法要でも構いませんが、墓がない場合には購入したり作ったりしなくてはなりませんので、親戚などと相談して決めるとよいでしょう。納骨をするお墓がないときには、時期は決まっていませんので都合を見て納骨をする、ということでも法に触れることはありません。
納骨にかかる費用は、お寺に対するものや墓石業者に対するものなど結構かかってきますので、あらかじめ見積もりを取って無理のない範囲で行いましょう。すでに持っているお墓でも納骨をするときには結構な費用が掛かりますので、トータルでいくらくらいかかるのかを事前に知っておくことが重要です。
又、遺骨埋葬許可証という書類が必要になりますが、市役所などでもらった書類に火葬場で確かに火葬をしたという判を押してもらったものが必要となります。納骨式は、通夜や葬式ほど人は集まらずに身内だけで行われるのが一般的です。そのため、納骨が終わってからの食事などはそれほど費用の心配は必要ないでしょう。
簡単に済ませたいのであれば、四十九日の時にやってしまったほうが何度も集まらずに済むので遠方の親戚などは楽です。親戚や家族といえども、大人が頻繁に集まるのは大変ですので、そのあたりの配慮もしておく必要があります。兄弟や家族がいるのであれば、日取りや時期なども含めて話し合ってから決めるのが一般的です。お墓がなくてこれから作る場合には、墓参りをしやすい場所に作ることも、今後のことを考えて必要となりますので注意しましょう。