仏壇を所有している家庭は、様々な飾り物をつけていることもあります。その飾り物の1つとして、打敷と呼ばれているものがあります。
打敷とは、仏壇の上の部分に飾るのれんのようなものです。
形は一般的には三角形をしており、二等辺三角形になっているのが特徴になります。大きさは片手を広げた位の大きさのものが多く、さまざまな色や柄があるのが特徴です。
色に関しては、仏壇に飾るもののため派手な色はありませんが、白や黒を基調としたものから赤や紫を基調としたものまでさまざまです。
大きさに関しては、名古屋のものと京都のもので若干異なります。京都のものは小さく、横幅が29センチとなっています。
これに対して名古屋のものは、約42センチとなっており、大きいのが特徴です。季節によっても帰る方が多いです。
冬用のものと夏用のものがあり、夏用のものは白い生地で作られており薄手のものが利用されている傾向があります。
これに対して不要のものは、彼岸から5月位まで使用するもので、厚手の美しい刺繍が施されていることが多いです。
これは、常日頃飾っている家庭もありますが、お盆やお彼岸等の時期に飾るのが一般的とされています。
最近は、インターネットで購入することができるため、好きな形や色を選んでみると良いかもしれません。
宗派としては、仏教の中でも浄土真宗で主に使われているものです。
浄土真宗の形が三角形なっており、一般的な家庭で見かけるものはこの浄土真宗のものと言えるわけです。
その一方で、三角形以外の形も存在しますが、これは浄土真宗のものではなく他の宗派のものと言えるでしょう。