通夜・葬儀での数珠の持ち方・使い方・選び方②

数珠は宗派によっては男性用と女性用で異なる事例が見られるものの、基本的な持ち方に関しては男性と女性のどちらにおいても共通しています。

そのため、葬儀の際に片手数珠を採用するのであれば左手側に数珠の輪を通した上で合掌する方法または、合掌をしている両手に対して輪をかけるようにしましょう。

そして、振分数珠を用いる際には二重にした上で左手側に輪を通したり、二重にした上で合掌をしている両手に輪をかければ、男性と女性のどちらにおいても正しい数珠の持ち方になります。

このように数珠を手に掛ける方法が共通している事例の他に、持ち歩く時の取り扱い方法や着座している時の取り扱い方が細部に至るまで定められている事例もあります。

特に数珠の持ち方を含めて扱い方の全般について重要視している真言宗においては、持ち歩く時と着座している時は左手にて親玉を上方向にした上で二重にして手にかけ、房を手で握り込むようにして持つのが数珠の持ち方として定められています。

そして、合掌時には両手の中指に数珠をかけるようにし、そのままの状態で手を合わせて合掌するのですが合掌時には両手をすり合わせて音を生じさせるのも真言宗ならではです。

こうした数珠を初めて購入する際には略式数珠が選択される事例が多く、尚且つ男性の場合は玉の大きさが22玉や20玉、18玉などの基本的な大きさから選ばれます。

女性の場合は6ミリや7ミリ、8ミリが一般的な玉の大きさなので手の大きさや手にした際の感覚をきっかけにして選びましょう。


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