お葬式の日取りを決定する際にカレンダーに記載されている大安をはじめ友引や先勝、先負や仏滅、赤口という六曜を意識する方が多く特にお葬式に関しては、友引は避けなければならないという認識が強く持たれています。
友引は文字列からもわかるように友を引くと記すため、友引にお葬式を行うと参列者にとって縁起が悪いという考えに結び付けられている様子から、お葬式は友引に行うべきではないという考えが広く知られている所以です。
そのような認識が強く持たれているのは、文字列の様子と共に六曜の中の1つとしてある仏滅に仏という漢字が使われていて、仏教と密接な関係性があると考えられている事も関係していますが、実際には仏教とは全く関係していません。
その理由として、明治初期 仏滅は現代とは異なる漢字が用いられていた上に、意味合いについても物を無くしてしまわないように注意すべき日という意味がありました。
同じく友引に関しても共引という漢字が用いられていた事に加え、勝敗が生じない引き分けという意味が込められていました。
このように元来は異なる意味があった上に日本のお葬式の形式で多い仏教とは無関係なので、友引にお葬式を行っても問題無いですし、友引日に開場している火葬施設もあります。